任天堂ファンはついに、Nintendo Switch 2のローンチタイトル『ウェルカムツアー』の開発元を明らかにした。これは新ハードのインタラクティブなチュートリアルも兼ねたミニゲーム集であり、多くが「無料で同梱されるべきだった」と主張している。
「Nintendo Switch 2 ウェルカムツアー」はゲーム内では開発元を明記していないが、マリオパーティスタジオの任天堂キューブ(旧:NDcube)が公式サイトを更新し、関与を確認した。
2000年に設立された東京拠点の任天堂グループ企業は、ミニゲーム集の開発を得意とする。その作品群には、凡作の『Wiiパーティ』(Wiiリモコンが同梱された優れた『Wiiプレイ』とは別物)や、Wii Uで不評を買った『どうぶつの森 amiiboフェスティバル』も含まれる。
任天堂キューブのより近年のプロジェクトには、Switch向けの堅実な出来の『世界のアソビ大全51』と、その後に続く惨憺たる『みんなでワンツースイッチ』がある。後者のパーティゲーム続編は、任天堂に史上最低クラスのレビュー評価をもたらした。(IGNは10点満点中4点のレビューで有名に「プレイヤーの友達が減るかもしれない、初のパーティゲームかも」と皮肉を込めた)
このスタジオは、今なお『マリオパーティ』シリーズへの関与で最もよく知られている。2012年の『マリオパーティ9』から主要開発者として引き継ぎ、『スーパー マリオパーティ』や『マリオパーティ スーパースターズ』を含むその後の作品を通して開発を続けている。
任天堂キューブの次なる作品は、『スーパー マリオパーティ ジャンボリー Nintendo Switch 2 Edition + ジャンボリーTV』だ。これは新ハードのモーションコントロールとオプションのカメラ周辺機器を活かした拡張版で、7月24日に発売される。
Nintendo Switch 2 ウェルカムツアー スライドショー

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予算価格設定にもかかわらず、『ウェルカムツアー』はモーション操作への過度な依存と、多岐にわたるハードウェア要件(全機能とゴールドメダル達成には、カメラ周辺機器、Switch 2 チャージンググリップまたはProコントローラー、さらに4Kテレビが必要)により、批判を集めている。
IGNのレビューはこう総括した。「仮に同梱タイトルであったとしてさえ、『ウェルカムツアー』は満足感に欠ける。基本的な技術デモと退屈な雑学が途切れ途切れに混ざり合い、インスピレーションに乏しいコンプリート主義の枠組みに包まれている。」